VS県立伊丹 『早稲田 小爆発』
2011/03/14
新人戦・兵庫県4位。規律、意識、反応などに重点を置き、統率されたAT・DFをしてくるチーム。見ていて同じチームと対戦しているような感覚。それもそのはず早稲田のDNAが入っているチーム。(清宮監督も指導し、奥克彦氏が卒業した高校)
練習を見ていてもとても勉強になり、強いなと思うチームの一つ。
昨年のこともあり、1年生だけでは大敗するのではないかと思っていた。
しかし、今日の早稲田はとても良かった。2月までまったく手をつけていなかったDFが機能し、相手のATをきっちりと止めてみせた。ATに関しては、ワイド、ショート、FWサイド、モールと縦横無尽にATしてみせた。
『とるべき人がとれば試合は締まる』
同点で迎えた後半は一進一退。この均衡を破ったのはやはりDF。タックルでターンオーバーすると一気にボールを外に展開し、もはや誰もが認める早稲田摂陵のトライゲッター・村井がインゴールに駆け込み勝負を決めた。DFからATが早稲田のあるべき姿。
とても気持ちの良いトライであった。
4月の公式戦まで残された時間は少ない。しかし、やっていることの成果は出始めた。迷うことはない。歩みを止めることはない。君たちは確実に成長している。
藤森コーチ
『今日は新チームになって一番良いゲームだったね。今まではAT練習ばかりやっていて勝てない試合が多かった。でも、それは我慢。年間のプランを考えればATの基本スキルを向上させることは重要であるからね。彼らはまだまだラグビーに出会って1年も満たないし、やるべきことが多い中で中途半端に教えることは良くない。だから新チームに入ってからはずっとATの練習をしていた。
今月からDFがテーマ。そのテーマをしっかりと遂行すれば形になってくる。それを彼らはすぐに試合で実行してくれた。とても体を張り良い試合だった。特にゴール前のCTBのDFは秀逸だった。熊澤、谷場は良い選手に成長しているので、あとはどれだけフィジカルを上げられるかで彼らのレベルが決まってくるし、チームのレベルも決まってくると思う。大家に関しても、いつもはATでは消極的だけど、今日は本当にNO8らしかった。自分でもいけるというのがわかってくれたのではないだろうか。和由もボールを良くもらい、責任を果たしていたけどDFの意識がもうちょっと。でもだいぶフィットしてきたね。佐々木も成長が手に取るようにわかった。ピックアップに練習の成果が出てたと思う。
ここにはあげられないメンバーも良かったのでみんな練習の成果は出てたと思う。爆発まではいかないけど小爆発した感じだね。』