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早稲田大学ラグビー蹴球部早田組副将・田邊秀樹選手特別指導。コーチとしての第一歩

2015/03/08

 豊田組を知っているワセダファンならあのとき田邊選手がいたからこそ、あの逆境を乗り越え『荒ぶる』を獲得したと思う人も少なくないだろう。
大舞台になればなるほどその力を示し続けてきた男。
リーダーシップもさることながら選手時代から持っていたラグビー偏差値とコーチングマインドは早稲田史上最高クラス!

 
 
ちょうど2年前に1度グランドに来てもらったことがある。(ラグビークリニックでは毎年ですが)そのときはあくまで選手として様子を見てアドバイスする形であった。
何回か会ってラグビー談義をしている中で、いつかはコーチをしたいとの話が出ていたので、それならばうちで一日コーチをしてみないかとの話になり今回のコーチング企画が実現!
 ラグビー談義の中で出てくるラグビーに対する熱さ、ワセダへの愛着、その発想とマインドは間違いなく優秀な指導者として成功する要素を持っている!
    
最初の挨拶で
 
今日という一日は今日だけ。俺も全力で準備してきたので、君達も今日という一日の練習を大事にしてほしい


 
その一言から始まったコーチングセッション。発する熱と雰囲気。
これが早稲田を知る男のオーラ!
ラグビーに人生を捧げている男の発言と立ち振る舞い、早稲田を知っているからこそ早稲田を背負う者達への熱の入った言葉。
高校生は普段とは異なる緊張感にドキドキとワクワクが入り混じる様子で全力で練習に集中する。
 
今日のポイントは3つ
グランドをワイドに使うこと
自分で勝負すること
オフロードパスまですること
これを意識した練習をしていきます。
 
そうして始まったセッション。
グランド中に置かれたマーカーでまずはパス回し。
そして、セッションが終わるごとに選手たちに質問。
次は小さいグランドに移ってのトレーニング。
そしたらまたも大きなグランドへ。
リズムが良く、選手たちの集中力を切らさない。
程よいヒントを与え、選手に考えさせるコーチングは初めてのコーチングとは思えないほど秀逸。
 
早稲田大学時代、最も信頼できた男は、やはりコーチとしての才能も間違いなかった。
わずか1時間ちょっとのコーチングセッションで選手たちが明らかに変わっていったのがわかった。
それも劇的に。
コーチングにストーリーがあった。
何を伝えたいのか、それを順序を追って練習が組み立てられていた。
選手たちにとって刺激を多く受けた一日であった!
 

 
セッション終了後の帰り道、田邊コーチからはもっとこうしたほうが良かったですねとの反省が。それをすぐに気づき、次に生かそうとする姿勢こそコーチは必要だと改めてコーチ陣は確認させられた一日でもあった。

田邊コーチ、今日は一日ありがとうございました!
 
 
*練習終了後、BKのミーティングにも参加してもらいました!!
ラグビー偏差値の勝負をしましたが、学生たちは完敗でしたね(笑)